便秘解消情報館

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高齢者の便秘の原因

高齢者になるほど便秘になりやすく、男女共通の悩みになります。便秘知らずの男性も75歳以降では女性とほぼ同数に達し、80歳を超えると女性よりも多いといわれています。
高齢者の便秘の原因として、加齢による排便に関わる筋力の低下、腸管筋層の萎縮、直腸壁の感受性低下、副交感神経の働きの低下、食事量・食物繊維・水分摂取量の減少、便意の我慢、運動不足、薬の影響などが挙げられます。高齢者に多い便秘のタイプは弛緩性便秘と直腸性便秘といわれています。

高齢者の便秘になりやすい原因

 筋力の低下、腸管筋層の萎縮、直腸壁の感受性の低下

高齢者になると、腹筋・横隔膜筋・骨盤底筋群などの排便に関わる筋力が低下します。これらの筋力が低下すると腹圧が低下して排便力(いきみ)が弱くなる原因になります。また、腸管筋層の繊維組織が萎縮することで蠕動運動が弱くなるため、腸管内を便がスムーズに移動できなくなります。直腸の感受性低下は排便反射が低下したり無くなったりする原因になります。これらの加齢による生理機能の変化は、弛緩性便秘や直腸性便秘の原因になります。

 加齢による自立神経の乱れ

自律神経のバランスを乱す原因として挙げられるのが、ストレス、不規則な生活習慣や食生活、運動不足、喫煙、睡眠不足ですが、加齢も自律神経の乱れの原因になります。
交感神経が働くと腸は緩んで動きが弱くなり、副交感神経が優位になると腸はよく動くようになります。ところが、交感神経の働きは加齢によってあまり変わらないのに対して、副交感神経の働きは加齢とともに低下していきます。そのために、自律神経の支配下の腸の動きも乱れて、便秘などの腸トラブルも起きやすくなります。

 食事量、食物繊維や水分摂取量の減少

高齢者になるにつれて食生活に変化が出てきます。

○食事量の減少:高齢者になるにつれて食べる量が減るために腸の内容物が減少して、便が腸に長く停滞しやすいため、その間に水分が吸収されて便秘になりやすくなります。

○水分摂取量の減少:高齢になると喉の渇きを感じずらいために、水分不足になり便が硬くなります。また、頻尿や尿漏れを気にして水分を摂るのを控えるために水分不足になることも便秘の原因になります。

○食物繊維摂取量の減少:高齢になって食べ物の好みが変わったり噛む力が弱くなるなどで、柔らかい食べ物や食物繊維の少ない食べ物を好む傾向があると、便の量を増やす食物繊維が不足して便秘になりやすくなります。

 運動不足

歩くのが億劫、転倒するかもしれない不安など理由から、出歩く機会が少なくなったり、日常生活でも動くことが少なくなります。加齢による筋力低下に運動不足が重なると、腹圧が上がらないことで排便力が低下します。

 薬の服用

高齢になると持病を持っている人が増えます。持病の治療に服用している薬の副作用で便秘になることがあります。便秘の副作用が出やすい薬に、抗生物質、咳止め薬・不整脈用剤・血圧降下薬・抗うつ薬などがあります。

 - 高齢者の便秘

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